骨盤ベルト(腰痛バンド)とコルセットの違い
<骨盤ベルト(ゴムバンド)とは?>
上半身の重さを骨盤が支える形になっていますが、骨盤の構造上、上からの荷重により、骨盤が左右に広がりやすい構造となっている為、骨盤が広がる事により、
内臓が下腹部に下がってきたり(便秘・下痢の原因など)、太ももが外側へ広がってきたり(O脚・膝痛の原因)、
腰骨が歪んできたりする(腰痛・ヘルニア・背中の痛みの原因)
のを骨盤の上にゴムバンドを巻く事によって、
骨盤が広がろうとする力を少しでも緩和して、形を整えていく為の物です。
骨盤の上に巻く為、腰の動きの制限は、ほとんど無く、長時間使用しても、腰の筋力が落ちるという事は全くありません!
骨盤ベルト(腰痛バンド)の使い方は特に慢性腰痛に悩んでいる人に向いています。仕事で中腰姿勢が多い、腰全体が重くなる(だるくなる)人などに向いています。
勿論、痛みの強い時や、装着位置が間違っていたり、人によっては、ゴムバンドを使用すると痛みが出る時期もあります。
ですから、その人の骨盤の状態、形、に合わせた使い方が、とても大切になっていきます。
<腰痛コルセットとは?>
元々の目的は、胸部から腹部にかけての体形を整え、特にウエストを細く締める為に、主に女性が用いるファンデーション下着の一種です。
フランス語で、体を意味するコール(corps)が、語源とされています。
時代により、名称、形態が色々変化して、幅広くコルセットという言葉が使用されるようになりました。
整形外科などで使用されているコルセットは、背骨に対する荷重軽減、固定の目的で使用されます。体幹を被覆する治療の上の装具 、背骨にかかる負担を減らし痛みの沈静、
姿勢や変形の矯正などに使用されます。
種類として、硬性コルセット、軟性コルセット、金属枠コルセット、矯正コルセットなどがあり。
主に骨盤のゆがみに使用するというよりは、 腰の部分(ウエスト)に装着し、腰の動きを制限する事により、痛みを出さない様にする為の物
です。
痛みの強い時や、腰を固定して楽な時の使用は良いですが。
コルセットは長時間使用を続けると、動きを制限する為、腰の動きが悪くなったり、筋力が落ちるといった事が起こりやすくなります。
また、骨盤の歪みを残したまま固定するので長く使用していると骨盤が歪んだまま固定されてしまいます。
骨盤が歪んだままですから、慢性腰痛に移行しやすくなります。
※ コルセットで痛みがある程度落ち着いてきたら、骨盤ベルト(ゴムバンド)を使用する事をお勧めします。
骨盤ベルト(ゴムバンド)の注意!!
骨盤が広がって腰痛が発生している場合は骨盤ベルトが効果的ですが、人によって骨盤が閉じていて腰痛を発症している場合もあります。
自分の骨盤が閉じて痛みが出ているのか、開いて痛みが出ているのかは私でも何度か見てみないとわからない場合もあります。
おそらく、都内でこれに気づいている整体師はほとんどいないと思われます。
また気づいたとしてもどういう方法で対応していいか解らないというのが現状ではないでしょうか。
骨盤が閉じている方は開くように施術し、骨盤が開いて痛みが出ている方は閉じるように施術しなければいけないのです。
当院は骨盤矯正、腰痛専門ですから骨盤のゆがみに対しては絶対的な経験と、実績を持っています。