腰痛やぎっくり腰での冷シップ、温シップ、はどうしたらいいの?
シップの効果的な使い方とは!
温シップ、冷シップどちらを使ったらよいの?という質問をされる方が多いです。温シップというと患部を温めるために使うというイメージをもちますが、実際には患部を冷やしているのです。 ただ、シップにすり込まれたカプサイシンなどが体の皮膚表面を刺激しピリピリして温かいと感じますがサーモグラフィーで見ると皮膚表面を冷やしていることがわかります。
冷シップはそのものズバリ患部を冷やすことになります。
どちらのシップも患部を冷やすことには変わりないのですが、ようはその人が使用したときの感覚の好みということでしょうか?
ただあまり症状が強い時は、皮膚を温シップで刺激するとよけい患部が痛く感じることがありますので、冷シップをお奨めします。
張るタイミングですが、痛みの出た日、又は、普段以上に体を動かした日などの夜、お風呂に入ったあとにはって寝るのが効果的です。 朝にはシップをはがしてしまってかまわないです。日中はっていてもあまり効果は期待できません。
なお、現在新しく出ている、インドメタシン配合などの第三世代のシップは(布地の薄いもの)効果が長いので、日中はっていても大丈夫です。
シップで皮膚がかぶれてしまう方は、スプレー式のコールドスプレーがいいと思います。
ぎっくり腰や腰痛のとき、寝る姿勢はどうしたらいいの?
寝るときの姿勢は?
腰痛やぎっくり腰の寝るときの姿勢についてよく質問を受けますが、痛みの強いときは自分にとって一番楽な姿勢をさがして、その形で寝るのが一番です。腰痛のときやぎっくり腰(五十肩や、背中の痛みや、寝違えなども含む)は、この姿勢という決まったものはなく多くは左右どちらかの横向きで足を曲げての形がらくという方が多いですが、 中には横向きで寝ると痛くなり、上向きのほうがらくという方もいらっしゃいます。
ですから、自分で寝てみて一番らくな姿勢をさがしてみて、それが今一番あなた自身に合った寝る姿勢といえます。
また、痛みはないが普段寝ていて骨盤が歪んでしまうのではないかと思っている方もいますが、 どんな姿勢で寝たとしても睡眠中に寝返りを無意識で行っていますから、あまり寝る姿勢はこだわらなくてもいいと思います。
同じ形で寝ていてきつくなるときは、適度に寝返りを打ってまた楽な姿勢をさがす、痛みの強いときは安静にしていても痛いですから。
ベット、ソファーの常識、非常識?腰痛体操って効果あるの?
柔らかいベット、ソファーを使っていませんか?
寝ていて腰が沈んでしまうようなベットを使っていて、腰が痛くなる方もいます。日常生活で運動不足や、デスクワークが続くと腰周りが硬くなってきます。 その状態で腰が沈んでしまうようなベットやソファーを使用しますと、さらに腰が曲がり痛みが発症しやすくなります。
人によっては柔らかいベットが良いという方もいますが、腰に症状のある方はほとんどの場合やや固めのベットか布団をおすすめします。
また、ソファーは柔らかいものは避けて腰が支えられるようなしっかりした背もたれがあるイス、しかもソファーのように腰が沈まないしっかりしたイスを使うようにしましょう。
腰痛体操って効果あるの?
整形外科へ行かれて時々腰痛体操をする様に言われ、腰痛体操をしているとい方がいますが、正確に言うと腰痛予防体操といったほうが名称はあっていると思います。なぜなら、腰の痛みが出ているときにこのような体操を行うと痛くてできませんし、やってよけいに痛みが出る方もいらっしゃいます。
腰痛体操は腰痛治療的な体操ではなく、特に腰に痛みや、違和感もない人が腰痛予防的に行うのが適切であって症状が出ているときに行うべき体操ではないと思われます。
それにともなう、筋トレ(腹筋や、背筋)はやらないで下さい。よく腰に負担をかけないやり方がありますが、筋肉を使うことには変わりありません。
>>腰痛や肩こりに効く効果的なストレッチと運動方法とは?