腰痛や肩こりに効果的なストレッチ、はどうしたらいいの?
日常生活での効果的なストレッチのやり方
あくまでも強い症状が出ていないことを前提としたアドバイスになります。日常でのストレッチのやり方はどこの筋肉をストレッチするにしてもあまり強く伸ばすことは逆効果です。 なぜなら、筋肉の中にセンサーがついていて、痛みをともなうストレッチ(痛きもちいいでもだめです)を行うとセンサーが脳へと働き、 この筋肉伸びすぎだから防御するようにと指令を出してそれ以上伸びないように働きます。
ストレッチを強めに行うと、筋肉は伸びないのに硬い筋肉のまま頑張るわけですから、その筋肉がついている骨を引っ張って骨格が歪み痛みが出る場合もあるのです。 ですから、筋肉のセンサーが働かないようなストレッチをすれば良いわけです。
その方法は、ストレッチしたい筋肉が伸びているくらいの強さで約40秒間伸ばします。 今までのストレッチとは物足りないかもしれませんが、20秒くらい経つとだんだん筋肉の伸びていることを実感できます。
40秒間は長く感じるかもしれませんが、最低30秒は伸ばすようにしてください。 くれぐれも、筋肉が伸びている程度、やっていて痛さがでてきたときは、もう一度戻してからまた伸ばすようにします。
特にデスクワークで腰痛をお持ちの方は、足の膝の上の筋肉(大腿四頭筋)を伸ばすのが効果的です。
その方法として仰向けに寝て片方の膝を伸ばしもう片方の膝を正座のように曲げて膝の上の筋肉を伸ばすストレッチが腰痛には効果的です。 (この姿勢で腰が痛くなる場合はあまり無理しないで腰回し運動をおすすめします)
肩こりの人は背中の筋(広背筋)、胸の筋(大胸筋)を中心にストレッチを行うようにすると、、肩こり予防に効果的です。
その方法として、片方の腕を上げ肘な曲げる、もう片方の手で上げた手の肘をつかみそのまま頭の後ろで肘をひっぱるストレッチ、 片手ずつぶら下がり健康器にぶら下がり膝を曲げて腕を伸ばすのも肩こりには効果的です。
肩こり、腰痛に整体のプロがコッソリ教える運動方法とは!
腰痛や肩こりの人にとっても役立つ運動方法!
特に肩こりのある方にとってもおすすめなのが、水泳のクロールをゆっくり20分以上(途中で足をついてもかまいません)行うと、大変効果的です。クロールが不得意な人は、初めのうちはインストラクターにつくと、クセのないクロールが身につきますので変に力を入れないで泳げるようになります (変な力が入らないで泳げるのがいいのです)。1週間に2回以上泳げると、一ヶ月ほどでほとんどの方の肩こりは解消されます。
ちなみに首がつまったり、片頭痛がする方は少しは改善されますが、クロールをしただけでは首のつまり感や、片頭痛は残ります。 そういう方は頚椎や(首の骨)、胸椎が歪んでいる可能性が大きいですから当院にて治療することをおすすめします。
現在色々な運動をしている方は基本的にその運動を続けてかまわないと思います。 ただし、現在行っている運動をすると腰や膝に痛みが出る方は運動後のストレッチ(上記のやり方)をしっかり行うか、運動自体をもう少し軽いものに変えたほうが良いと思われます。
健康の維持や、ダイエット目的の場合は、筋トレや激しい運動を避けて、ウォーキングや水泳をすることをおすすめします。 筋トレをよくしている方がいますが(決して悪いといっているわけではありません)筋肉をつけて基礎代謝をあげてもたいした効果がでにくいのが実際のところです。 しかも短時間での筋肉トレーニングは消費カロリーも少ないですし、しかもつらいです。 その割には効果が期待できないわけですから(やっている本人は満足感があるかもしれませんが)。
筋トレをするくらいでしたら、ウォーキングで少し長い時間歩くほうが他の筋肉もゆるみますし、消費カロリーもそれなりにあります。 それに体に負担がかかりにくいので大変効率の良い運動といえるわけです。
運動前のストレッチは怪我の予防と運動における動きやすさが目的です。 運動後のストレッチはとても重要で、できるだけ早く上記したストレッチのやり方を参考に行うようにし、特に運動で使った筋肉を中心にストレッチするようにしてください。 運動後のストレッチは、運動による疲労を出さないためのもので、しっかりと行っておくと筋肉痛もほとんどでなくて済みます。